書評

【要約・書評レビュー】楽に生きる方法『発達障害サバイバルガイド 』☆5

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  • 障害を抱えたまま人生をうまくやっていくためのノウハウを知りたい
  • みんなが当たり前にやれていることがうまくやれない
  • 忙しくて生活がまわってない方
  • 発達障害・グレーゾーンの方

本書はそんな人におすすめです。

『発達障害サバイバルガイド』を読むきっかけ

もしかして自分はグレーゾーンなのではないかと思っていたときに、『発達障害サバイバルガイド』というタイトルと黄色のカバー、クマのイラストが目に留まりました。

気になって立ち読みして読んでみただけでも参考になったので、家に帰って読んでみることにしました。

 

みんなが当たり前にやれていることがうまくやれないのがもどかしかったのが、借金王さんの生活を楽にする方法を多少取り入れたおかげで少しは楽になったので読んでみてよかったです。

ADHDと診断され双極性障害ももたれている借金王さんによる、実体験から得られた発達障害持ちには生きにくいこの世の中を少しでも楽に気楽に生きていくための小ネタが書かれています。

本自体に少し厚みがありますが、分かりやすい絵がふんだんに盛り込まれていたり文字がビッチリ詰まった感じではないので読みやすかったです。

 

『発達障害サバイバルガイドの著者 借金王氏はどんな人?

借金王氏の主な経歴

1985年、北海道生まれ。ADHD(注意欠如・多動症)と診断されコンサータを服用して暮らす発達障害者。二次障害に双極性障害。幼少期から社会適応がまるでできず、小学校、中学校と不登校をくりかえし、高校は落第寸前で卒業。極貧シェアハウス生活を経て、早稲田大学に入学。卒業後、大手金融機関に就職するが、何ひとつ仕事ができず2年で退職。その後、かき集めた出資金を元手に一発逆転を狙って飲食業界で起業、貿易事業等に進出し経営を多角化。一時は従業員が10人ほどまで拡大し波に乗るも、いろいろなつらいことがあって事業破綻。2000万円の借金を抱える。飛び降りるためのビルを探すなどの日々を送ったが、1年かけて「うつの底」からはい出し、非正規雇用の不動産営業マンとして働き始める。現在は、不動産営業とライター・作家業をかけ持ちする。著書に『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』(KADOKAWA)がある。

引用 Amazon

 

『発達障害サバイバルガイドの目次

CHAPTER1 生活環境――サバイバルに絶対必須の設備ハック
Hack01 食洗機が「先延ばし人生」を解決する
Hack02 健康が一番高い。今すぐ「寝床」に課金せよ
Hack03 机とイスは、あなたの家の「知の生産拠点」
Hack04 「ぶっこみ収納」で汚部屋から脱出せよ

●CHAPTER2 お金――貧困と借金から学んだマネーハック
Hack06 「世界一ラクな家計簿」で浪費が止まる
Hack08 「貯金0円」の発達障害者が100万貯める技術
Hack09 食費を削りたいならスーパーに行くな

●CHAPTER3 習慣――くりかえしが苦手な僕らの365日ハック
Hack11 「1日1箱」で習慣を固定しよう
Hack12 やることパニックは「他人に」整理してもらう
Hack13 「決断疲れ」には週1カレーが効きます
Hack16 睡眠薬を飲んでも眠れない夜を救う「強制終了」
Hack17 「パジャマ」でアルコール依存を防ぐ

●CHAPTER4 在宅ワーク――だらだらに勝つ自宅作業ハック
Hack18 何よりもまず「働かないイス」を用意する
Hack22 タスクはデカい「ホワイトボード」に全部ぶっこめ
Hack23 すっぽかしをゼロにする「究極カレンダー」
Hack24 「お菓子を贈る」でゆるい絆を維持する

●CHAPTER5 服――おしゃれとか以前の身だしなみハック
Hack26 「アップルウォッチ」で時計マウンティングを回避する
Hack28 「部族のユニフォーム」はミリ単位で微調整しよう
Hack29 「たたむ」「しまう」は悪い文化です

●CHAPTER6 食事――ずぼら完全対応版自炊ハック
Hack32 「味の素+塩」で9割の料理はおいしくなる
Hack34 レシピは「メタ化」すると無限に応用できる
Hack36 料理の効率は「熱源の数」で決まる

●CHAPTER7 休息――生き延びるための休日ハック
Hack38 「頑張る」は惰性、「休む」は意志の賜物
Hack39 完全な休日は「現実逃避」に徹する

●CHAPTER8 うつ――不安とともに生きる再起ハック
Hack43 「向いていない職種」を徹底的に避ける
Hack45 うつの自分を「数字」でモニタリングする
Hack46 「死ねばいいや」の麻薬に頼らない
Special Hack 今、「うつの底」にいるあなたへ

発達障害サバイバルガイドの内容紹介

必要なのは「金を稼ぐ」技術より「貧乏でもやっていく」技術

お金を稼ぐのは発達障害やグレーゾーンな方には大変なので、貧乏でもやっていく技術が必要だと借金王さんは言います。

まずは生活コストの中でも固定費を抑えるのは節約の基本ですね。

ちなみにADHDとか発達障害を持ってるとお金で困りそうなイメージがありますが、著者の借金王さんは、生活のお金には困ったことがないようです。

収入に対して家賃や通信費、あるいは交際費といった必要不可欠な経費の割合が大きすぎる。これは「固定費」の問題です。毎月コンスタントに5万円なり10万円なりの生活費の不足がある場合、生活をまるごと作り変える以外なんとかする手段はありえないのですが、これを実行する人はほとんどいません。

もうひとつ、貧乏ゆえに生活費を下げようとちまちま節約をしている人は、「投資」の有用性を理解していない場合が多い。これも大きな罠です。自炊をするためには調理器具が必要ですし、クリーニング代を節約するには洗濯機が必要です。コスト削減のためにはコストをかける必要がある。このことを、忘れてはいけません。

家賃やスマホ、サブスクなど大きいところを見直すだけでも効果があるので、見直しはおすすめです。

ちなみに私は

  • 家賃は地方の2万円台の家
  • スマホはmineoのマイそく月990円プラン
  • サブスクはなし

 

といった感じです。

毎月の家賃やスマホにかかる固定費が安いと気分的に楽です^^

 

浪費するのが「めんどくさい」場所に引っ越す

人間のお金の使い方は「住んでいる場所」に大きく規定されています。家賃が一番に思い浮かぶかもしれませんが、それだけではありません。

外食が多い人は、大抵会社帰りの駅前にラーメン屋がある最寄りに住んでいますし、繁華街の近くに家があれば、友達にすぐ呼び出されるのでいつの間にか交際費や飲み会費用が増えます。毎週末パチンコ屋に吸い込まれてしまうのは、パチンコ屋が通える範囲にあるからなのです。

一方で、僕らは「めんどくさい」感情に勝つことはできません。発達障害の方はなおさらその傾向が強いでしょう。この特性を、生活リセットにうまく使うのです。要は、浪費する原因から、物理的に遠い場所に引っ越せばいいのです。引っ越しをすれば、現状の収入と返済を踏まえて持続可能な家賃の部屋を選ばざるを得ないですし、強制的な生活リセットをかけられます。ついでに、借金を増やしていってしまう悪い習慣とも「物理的に」距離を取ることができます。

これは個人的にものすごく腑におちました。

私自身今は飲食店はもちろん出前もできないような田舎に住んでいます。

近所を散歩してもお金を使う場所がコンビニくらいしかないので、無駄な浪費が減ります。

発達障害やグレーゾーンの方は特に『めんどくさい』感情が強い方が多いと思うので、浪費する場所が少ない地域に引っ越すのは効果抜群だと思います。

 

1番安上がりなのは家での生活を楽しむこと

「どこにも書いてないすごい貯金テクニック」を期待した人は、拍子抜けしたかもしれません。多くの人が忘れがちなのですが、僕らが最も安く過ごせる場所は、「自宅」です。どんなに高いコーヒー豆を買ったとしても、家でコーヒーを淹れて飲めばせいぜい1杯50円ですが、喫茶店ではコーヒーは500円します。家でちょっといいクラフトビールとおつまみを食べるのと、居酒屋で「ちょっと一杯」は桁が違うでしょう。

お金を使いすぎてしまう人は、たいてい家を中心とした「生活の基盤」ができていません。生活に満足できないと、誰でもストレスがたまります。結果、外に出て消費•浪費をしてしまうのです。

お金を使いすぎてしまう人は、たいてい家を中心とした「生活の基盤」ができていません

コレ、ものすごく心当たりあります。

家が荒れて居心地が良くないと、外にストレス発散を求めがち。

で、外でガンガン浪費してしまうという負のスパイラルになるんですよね。

 

この負のスパイラルになってる時は、この事実に気づきにくいから恐ろしいんですよ。

(自分では普通だと思っちゃいますからね)

 

まず外に娯楽を求める前に、家で楽しく過ごせるようにした方が安上がりです。

お金をほとんど使わず家で楽しむことが出来れば、心の安定にも繋がります。

 

最低限生きていく「食のベース」を常備せよ

古代の大金持ちがたくさんの奴隷を使役する上で「食事がまずすぎると暴動が起きる」という教訓を残したと何かの本で読んだことがありますが、現代を生きる我々にとってもその事情はあまり変わりません。長引く会議にピザが届いたら一気に場の空気が和やかになった、そんな体験をしたことがある人は少なくないでしょう。

つまり、自炊においては「最低限娯楽として機能する程度においしい」というのが絶対にクリアしなければいけない壁になるということです。

節約は大事ですがお腹にたまればなんでもいいみたいな、食に無頓着な生活をしているとストレスが溜まります。

毎日を心穏やかに過ごすためには、最低限の美味しい料理を作れた方がいいですね。

 

お金がなくても楽しく暮らせる趣味をもつ

人生には娯楽が必要です。お金も人も、つまるところ風向きが悪くなれば離れていってしまうもの。「どんなときでも俺はこれさえあれば人生を楽しめる」という娯楽があれば、これほど心強いことはありません。そして、人間には娯楽が食物や水のように必要である事は先述した通りです。

しかし、世の中にも危険な娯楽というものがあります。もちろんそれがすべて悪いとはいわないまでも、たとえばパチンコは危険な娯楽です。

なぜ、危険な娯楽なのか。それは、楽しさを得るためのエントリーコストが極端に低いということです。

パチンコはお金を使わないと遊べないので、やらないに越したことはないですね。

おまけにパチンコ屋の環境も良くないですし、パチンコから距離をおいた方がいいのは間違いありません。

 

多くの楽しさは、技術的習熟の先にしかないのです。それは、料理にしても釣りにしても、あるいは読書にしたってそうです。本も普段から読み慣れている人が軽い物語をひとつ楽しむのは「娯楽」であり「休息」であっても、普段ほとんど本を読まない人にとっては「訓練」であり「練習」になります。そして、一般的傾向としてお金のかからない趣味ほどこの技術的習熟がより多く要求されるというのは間違いのないことでしょう。

「お金がなくても楽しく暮らす」というのは、ひとつの教養的到達点であると僕は考えています。もちろん到達点は遥か彼方ですが、それでも少しずつお金のかからない娯楽、「エントリーコストの高い」娯楽を手に入れていきましょう。それはお金と違ってあなたのもとを去りません、誰にも差し押さえられません。事業をコカして一度何もかも失った僕がいうとちょっと説得力が出ると思いますが、それは間違いなく最高の資産なのです。

特に読書は図書館で本を借りてくれば無料で読むことができます。

読書ほどコストのかからない趣味はないので最高の趣味だと思います。

 

私もこの書評ブログを立ち上げるくらいには読書が好きなので、たいしてお金がかからない趣味を持ててよかったと思いますね。

 

料理なんかも生きていくためには食べないといけないので良い趣味ですよね^^

 

「向いていない仕事」を徹底的に避ける

失敗した経験は自分を知る最高の材料だと、借金王さんはいいます。

一度敗れた人は、「自分が何に向かないのか」を知ることができます。これは、再起者の大きな強みです。実際に仕事という環境で戦い、敗れる。自分自身を知る上でこれ以上シビアな結果を得られるものはそうそうありません。これに比べれば、就職活動の「自己分析」なんてままごとみたいなものです。ゆえに甚大な苦痛が伴うという問題はありますが、それでも。

自分が圧倒的に苦手なこと、努力で克服できそうな事を知るって本当に大事だと思いますね。

特に圧倒的に苦手なこと。

これが分かってないと、圧倒的に苦手なことを続けてストレスが溜まったり病んだりしますから…。

圧倒的に苦手なことを避けるためにも、自分が向かないことをするのは大事です。

 

発達障害サバイバルガイドの内容紹介まとめ

以上、ほんの一部ではありますが個人的によかったと思う内容をまとめてみました。

みんなが当たり前にやれていることがうまくやれないのがもどかしかったのが、借金王さんの生活を楽にする方法を多少取り入れたおかげで少しは楽になったので読んでみてよかったです。