ロシア

ロシアはアメリカに向けて核ボタンを押した過去がある!?という話

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ロシアに留学経験のある、筑波大学教授。ロシア専門家の中村逸郎氏の著書『ロシアを決して信じるな (新潮新書)』によると、ロシアはアメリカに向けて核ボタンを押したかもしれないとんでもない疑惑があったとのこと。

 

私が入手したロシア語の資料に綴られている文章によれば、1995年1月25日午前9時過ぎのこと……。私たちの知らないところで、米露の核戦争がはじまり、人類史上、最悪の危機を迎えていたかもしれないのだ。

『ロシアを決して信じるな』より引用

 

中村逸郎氏が入手したロシア語の資料にはこのように書いてあったようです。

ロシアの監視システムが、迅速に機能した。参謀本部に、ロシアが(アメリカから)核攻撃を受けているという警報が入った。当時のボリース・エリツイン大統領は『核バック』を使用して、国防相と参謀総長に連絡をとり、緊急の協議をはじめた。

その直後エリツィンは核ボタンを押し、システムを起動させるためのコードを送信した。こうして全面戦争の準備は開始された。しかし、システム(核バック)はうまく作動しなかった。幸いにも、全世界は救われた。

そうこうしている間に、ミサイルはロシア領から離れていったという連絡が入った。 『カズベーク』(戦略核兵器を指揮、制御する自動システム)の作動は、解除された。こうして第三次世界大戦は、なんとか勃発せずにすんだ。ただし、ロシアの核バックに関わるインシデントが、少なからず発生していたことを補足する。

『ロシアを決して信じるな』より引用

 

この極秘資料によれば、ロシアに向かって飛んできている核ミサイルをレーダーが探知。

核バックによって核兵器の自動制御システムを起動させ、ロシア軍は戦闘モードに突入することになったが何故かうまく起動作動しなかったとのことです。

 

ただ中村逸郎氏がバトゥーリン元大統領補佐官と対面で極秘資料を用いて聞いた話によると、国防相はボタンを押すべきだと叫んだが、エリツィン大統領は本当にアメリカがロシアを攻撃するなんて信じられないと核ボタンを押すのを躊躇していたそうです。

 

バトゥーリン氏の話が本当ならば、冒頭の資料と合致しない。資料には、核ボタンを押されたが、システムがうまく作動しなかったと記されていた。どちらが、事実なのだろうか。仮に故障していたならば、なんという間抜けなロシア。緊急事態に対処できないロシア。ロシアらしい大失態といえるが、そんなロシアに、世界は助けられたという皮肉。

『ロシアを決して信じるな』より引用

 

中村逸郎氏がさらにバトゥーリン氏に、核バックについて追求してみると

バトゥーリン氏は、 とても恐ろしい目でわたしを睨んだ。『そんな単純な話ではないのだ』その一言をいい終えると、怪訝な表情を浮かべる。では、故障していなかったのか。かれは『うまく作動しなかった』という資料の記述を、明確に否定するわけではない。わたしが真偽のほどを追求すると、ついにこう言い放った。

私たちは今どこの国にいるのかわかりますか

私はその一言で、すっかり気勢を削がれてしまった。危ない話に分け入っているのだ。

『ロシアを決して信じるな』より引用

おそロシア…。

今までの歴史やウクライナ侵攻の様子を見ても、グダグダでツッコミどころだらけなのを考えると核ボタンを押したけど不発だったという風に考えるのが1番自然な気がしますね汗

 

バトゥーリン氏によれば、アメリカからの核攻撃だと思われていたものはロケットだったと。

ロケットはオーロラ観測が目的であり、ロシア外務省は、ノルウェー側から事前に『平和利用のためのロケット発射』という通告は受けていたとのことです。

もちろんロケットを上げるにしても当日の天気に左右されるので、ロケットが打ち上げられる日時が確定すれば、改めてノルウェー政府から連絡が入ると過信。

大使館はロシア外務省に情報を転送しなかったので、国防省のミサイル警戒システムの担当者は何も知らなかったとのことです。

 

勘違いや誤作動で核戦争が始まる危険性があるなんて、危なっかしすぎますね…

こんな危険な国が日本の隣国なんて恐ろしすぎる。

まぁ、危険な危うい隣国はロシアだけではないですが…

島国だから良かったものの、日本は台湾以外の隣国に恵まれなさすぎますね…

 

勘違いで恐ろしい核戦争を起こしかねない国。

そんなロシアの言動や約束を、私たちはどうして信じることができるだろうか。

と中村逸郎氏はいいます。

 

他にもなんとなくきな臭くて危うい雰囲気が漂うロシアの実態は『ロシアを決して信じるな (新潮新書)』にて中村逸郎氏の分かりやすくユーモアのある文体で解説されています。

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